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幻のインドラーメンの巻 【人々の腰と腹を見て想う】
インドラーメン
          (幻のインドラーメン)

先日、用事があって新宿に行った。久しぶりのような感じがする。ついでなので、中本という「うまから」のラーメン屋に行くことにした。場所は小瀧橋通りだ。以前にも何回か行ったことがある。目黒店などはしょっちゅう通った。中本との出会いは15年前に遡る。

昔、僕は板橋に住んでいた。光が丘公園という大きな公園があり、この公園が気に入ったので近くに居た。上板橋というところに中本の本店がある。いまは二代目の方が社長で経営しているが、当時はここ一軒だけであり、初代の店主が自ら調理していた。

この店にはメニューにないものがあった。それが「インドラーメン」である。詳しいことは「週末はカレー日和」(小野員裕著)に書いてある。この書の記述の通りだ。相当通わないと食わせてもらえない「まかない食」みたいなものなのだ。

しかし、それは相当美味い。中本の小瀧橋通り店でインドラーメンが定番となったというから、いつか行きたいと思っていた。ようやく念願が叶い行ったわけだ。

実のところガッカリした。何かが違うのだ。僕はこのラーメンを「幻のインドラーメン」と呼んできた。今回のことでまさしく「幻」になってしまったと思っている。

この日、新宿を少し歩いた。目に付いたのが人々の腰と腹の不安定さだ。腹と腰が落ち着いている人は、ほとんどいなかった。不景気になるとこんなものなのか?日本人の腰と腹の強さはどこへ行ってしまったのだろう。

日本人は何かを失ってしまったように見える。僕は日本人の根源的な力は『型の文化』だと思っている。すべてに型があり、型によって伝え、技術を練り上げてゆく。そういう目で見ると、どんなことでも型をつくっている。最近の日本人はアメリカナイズされて『型』を見失ったように見えるのだ。その結果、腰や腹に力が無いように感じられるのだと思う。かつての日本人の多くが、礼儀正しかったのも泰然自若としていたのも腰と腹力によるのだと思う。

インドラーメンのことよりも、そのことのほうがショックで、以来そのことを考え続けている。腹と腰の安定・強化の啓蒙運動は、野中操法研究会・滝行気合の会に課せられたものだと、僕は考えている。こっちの方は「幻」にならないように力を尽くしてゆくつもりである。

週末はカレー日和
  (「週末はカレー日和」)
| kawashima1092 | 00:00 | - | - | - | - |

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